ベンチャー・中小企業の採用担当者によくある悩みと解決方法

本気の採用をサポートするヒトコンサルティングです。

コロナ禍で依然として不安定な採用市場。企業にとっても求職者にとっても厳しい状況が続いているかと思います。採用時期や採用方法なども例年と大きく異なり、ばたばたと落ち着かない中、手探りで採用活動をしているところは多いでしょう。そんな中、ベンチャー・中小企業の採用はどうなっているでしょうか。大企業と異なり、時期や方法においても比較的柔軟に対応できるというメリットがありますよね。今年は大企業の内定時期も後ろ倒しになり、中には募集人数の削減や募集停止をしたところもあるほど。それはある意味で、多くの良質な人材が採用市場に残っているということでもあります。これはベンチャー・中小企業にとってチャンスと言えるのではないでしょうか。

せっかくの好機を逃さず、採用を成功に導くためにはどうすれば良いのか。今回はベンチャー・中小企業の採用担当者の悩みを切り口に、良質な人材を確保するための具体的なアドバイスをいくつかしたいと思います。

 

1 欲しい人材からの応募がこない

「応募がこない」には2通りあります。絶対的な母数が集まらない、もしくは欲しい人材からの応募がこない。どちらも切実ではありますが、募集人数が少ないベンチャー・中小企業としては、母数の数よりも欲しい人材がきちんと応募してくれることが重要かと思います。そう、お金をかけて媒体を多用し、門戸を広げればいいというものではないのですね。

では、少ない露出で欲しい人材からの応募を促すにはどうしたらいいのか。それは「欲しい人材に刺さるメッセージを発信する」ことです。具体性のない万人受けする文言ではなく「3年以内の独立歓迎!」「社長の椅子を狙う人募集」など、特定の人=欲しい人材に刺さり、かつ会社の勢いも感じられるような文言を募集要項で発信してみてはいかがでしょうか。ベンチャー・中小企業の良さは、振り切るときの幅の広さだと思います。大胆に、忖度なしに、募集要項の中に“想い”を込めてみましょう。

2 採用活動に時間と労力、そして予算を割けない

ベンチャー・中小企業は少ない人数で多くの業務を回しているので、採用業務だけに特化した人材をなかなか確保できません。それぞれが本業の片手間に採用活動を進めることになるので、内容を精査し求職者を細かくフォローするのが難しいというのが現実です。しかし、採用はそう甘いものではありません。本気で欲しい人材を採りたいのであれば、それ相応のエネルギーは必要です。しかし、それを自社内で捻出できなければ、いっそのこと人材紹介や人材派遣を利用してみてはいかがでしょうか。プランもいろいろありますが、欲しい人材像を明確に伝え、人材紹介会社の担当者を“代弁者”としてフル活用すれば、効率よく欲しい人材を見つけることができるかもしれません。採用媒体に出すというのは王道ですがこちらの方法も試してみてはいかがでしょうか。

 

3 採用した社員が定着しない

終身雇用という言葉は昭和と共に葬られたと言ってもいいほど、近年では「ひとつの会社に長く勤続する」という人が少なくなりました。そのこと自体をネガティブに捉えているわけではないのですが、せっかく縁あって採用に至った人材が半年や一年で辞めてしまうのは寂しいものです。ゆくゆくは独立したいと考えている人でも、少なくとも3年はいてほしいと思うのが企業の本音ではないでしょうか。

ではなぜやめてしまうのか。その原因を探る前に、若い人材を取り巻く環境を知る必要があります。彼らの日常はSNSに覆われています。そこで起ることの全てはリアルよりも意味があり、対話も人間関係もそこで完結しているということも珍しくないのかもしれません。そう考えると、会社というリアルな場に対する執着心はそれほど強いものではないかもしれませんね。一昔前は、社内の人間関係が原因で離職する方もいたかと思いますが、どうやら昨今はそういうことでもなさそうです。では、何が原因なのか。それは評価制度と言われています。「自分が正しく評価されていない」「キャリアステップがみえない」というように、能力と評価の乖離が離職の原因としてあり、何よりも評価制度は給料に直結しているので、自分の能力が対価として正しく支払われていない状況は耐えがたいのでしょう。若い人材は効率良く稼ぎ、プライベートを充実させていきたいのですね。企業として改善を着手するべきところを読み違えないようにしましょう。

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採用の成功確率は抑えるところを抑えれば格段に上がるものです。「何で上手くいかないのだろう」と悩む前に、ぜひこれらを一つずつ見直して、改善のためのアクションを起こしてみて下さい。

ヒトコンサルティングでは、採用の悩みを解決するための手法として「採用ブランディング」を行っております。是非お気軽にご相談下さい。

 

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