採用ブランディングのススメ:第一章:自社のことをトコトン知ろう!③

第一章:③自社の断捨離!魅力のない項目は捨ててしまおう。捨てる基準を作ってみよう。

 

ここでそろそろ断捨離です。

会社、整っていますか?抽象的な質問ですよね。どういういうことかというと、会社としてやっていること/言っていることに整合性があり、誰の目から見てもわかりやすい明確な方向性があり、輪郭がはっきりとしていますか?ということです。求職者が会社を見る目は意外とシビアです。「何がやりたいのかよくわからない会社だな」と思われないように、採用活動を機に会社も整えてみてはいかがでしょうか。

ネット上の自社情報を洗い出し、不要なものは削除

求職者は希望する会社をあの手この手で調べます。求人媒体に掲載されている情報だけでは飽き足らず、HP、SNS、口コミ、あちこちから情報を拾ってきます。気をつけたいのはネットに掲載されている情報。自社で管理ができているHP以外にも、自社の情報は意外なところに掲載されています。過去に受けた取材の社長インタビュー記事、理事や顧問として参加している活動のHP内の社長情報、複数の求人媒体に掲載されている自社情報など、古いものから新しいものまで乱立しているのが現実です。ひどい場合には、会社の古いHPと現在のHPがダブルで存在しているような会社すらもあります。

これらに一貫性があれば良いのですが、例えばもうやっていない事業について語っていたり、誤解を招くような紹介がされていたら、それを読んだ求職者は会社に違和感を覚えてしまいます。

ネットに掲載されている自社の情報は、今語るべきこと、伝えたいことだけを残して、不要なものは削除することをおすすめします。

求職者目線で魅力的な項目とは?残す項目を決めよう

要素を盛り込みすぎている求人情報や自社HPでは、その中にあるキラリと光る項目が埋もれてしまっています。そこで、会社として際立たせたい要素や求職者に一番見て欲しい項目が何かという見極めをし、そこを際立たせる作業をします。平たく言うとアピールポイントを見つける作業ですね。

それは会社ごとに180度違うと思います。理念や展望のような「想い」に関する部分かもしれないですし、アクセスの良い立地や斬新でおしゃれなオフィスのような「環境」の部分かもしれません。いずれにしても求職者の心の琴線に触れる何かであれば良いのです。他の情報に埋もれてぞんざいに扱われないように、情報にプライオリティをつけて扱いを差別化していきましょう。

捨てるもあり。変えるもあり。可能な限り整理してみよう

 残すものを決めたら、いよいよ捨てる作業です。ここは思い切った判断が必要になってきます。例えば事業内容。設立当初は「もしかしたら、将来的にこれもやるかもなぁ」と、思いつく限り事業内容を多くしてしまっている会社もあるかと思います。でも、3年経った今、5年経った今、それらは本当に機能していますか?もし形骸化しているような事業内容があったら、思い切って捨ててしまうべきです。他にも浸透していない社内ルールや現実味のないインセンティブなどがあったら見直しのタイミングです。求職者のためにも、既にいる社員のためにも、そこで毎日起こっていることの“わけ”がわかるような会社にしましょう。

身軽になって、焦点を定める

 断捨離の世界では、部屋を整えると心も整うと言いますが、会社にも似たようなことが言えるのではないでしょうか。事業内容を整理したり、現実味のないビジョンを軌道修正したりすることで、会社はダイエットでき健康になるのです。身軽になればフットワークも軽くなります。視野が広がり、会社として実現したいことの焦点がはっきりとしてきます。会社にとって残すべき項目とは、それがすなわち会社としての個性であり互換性のない部分であり、そして求職者にとって魅力的に映る部分なのかもしれません。

 

採用ブランディングのススメ

プロローグ:”人が採れない”悩みを抱えるすべての採用担当者様へ

第一章:自社のことをトコトン知ろう!

採用できないのは自社の中に原因があった!

ここからからすべてが始まる!自社のステータスを徹底的に洗い出す具体的な方法。

自社の断捨離!魅力のない項目は捨ててしまおう。捨てる基準を作ってみよう。

第二章:自社の魅力を言語化してみよう!

魅力を言語化するための場をデザインする

話し合いの場で注意したいこと、心がけたいこと

「想い」を文章にする。本当に“刺さる”言葉とは?

第三章:自社の強みとは?弱みとは?求職者目線で考えてみよう

欲しい人材像を明確にしよう

採用で競合する他社はどこなのか?

求職者目線で魅力的な部分とは?

第四章:いざ、行動に移そう!本気の採用をかけてみよう

中途?新卒?それとも両方?

ところでリファラル採用も考えてみませんか?

媒体は運用しないと意味がない!媒体選びより大切なこと

 

 

 

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