スカウトメールの例文を参考にすると返信率が激減する理由は…

前回の記事では、スカウトメールの返信率を上げるために
《メールを開封してもらう》
・《メールを読んでもらう》
・《メールを読んで行動してもらう(応募してもらう)》

3つの壁を超えることが必要であるという解説を行いました。

そして、1つ目の壁である《メールを開封してもらう》ための具体的な方法についても解説を行いました。

今回は、《メールを読んでもらう》壁を超えるためにはどうするべきか?というテーマです。

早速ですが、相手へスカウトメールを読んでもらうためにはどんなことが有効でしょうか?

受信者の方へ開封後にメールを読んでもらうには…

1.読み手の心理(特に共感を誘って、ガードを下げる)+不安要素の軽減
2.文章の展開に物語性を取り入れる

2つを入れることが有効です。

実際に2つの要素を入れることで、スカウトメールの平均返信率(応募率)よりも、最大6%以上も返信率が高くなった事例があります。

多くの企業が〇〇を書いてスカウトメールで失敗しています…

多くの企業がスカウトメールの本文に、

『当社は創業〇〇で、◆年以上も黒字経営を…』と会社紹介を始めるケースが見受けられます。

おそらく、媒体社が「スカウトメールの例文はこんな感じです」、というテンプレートを用意しているので、そのまま利用している企業が多いかもしれませんが、その方法ではメール受信者がメールを読み進めるはほとんどありません。

冒頭でお伝えしたように《メールを読んでもらう》には…
1.読み手の心理(特に共感を誘って、ガードを下げる)+不安要素の軽減
2.文章の展開に物語性を取り入れる

の2つの内容をスカウトメール本文へ入れることが有効です。

《メールを読み進めてもらう方法》は、一度は見たことがある〇〇にヒントが!

なぜ2つのポイントが大切なのか?、と疑問をお持ちになるかもしれませんが、

実はそれらのポイントを利用して、こちらの伝えたいことを最後まで聞いてもらう(読んでもらう)ことに何年も成功し続けている実例があります。

その1つが…《テレビショッピングの台本》です。
例えば、ニキビケアの製品などがその1つです。

簡単にテレビショッピングの概要をお見せすると…

①「ニキビで肌が荒れて、人にどう見られている方気になる…」など、
商品を購入する見込みが高い視聴者へ同じ体験を持っている人を見せる。

さらに個人的に「こんなことが辛かった…」など、強く共感できる実体験を語る
=同じの悩みを共有→相手の共感を得て、興味を引きつつ話を続けて聞いてもらえる体制を整える。(相手のガードを下げる)

②でも、この商品に出会ってから、肌がこんなに綺麗になりました!
それは〇〇という商品です。肌に優しい成分が含まれているので、〇〇な方でも安心して使うことができます…etc
=商品と出会ってからどう変化をしたのか、結果を見せてさらに興味を惹きつける。加えて、商品を利用する上で不安に感じることを先回りして答え、安心を与える。

③私も実際に〇〇を3ヶ月使った結果、このように症状が改善していき、いまではニキビのできにくい肌になりました。
=商品と出会う前〜出会った後の体験を時系列順にストーリーで伝えて、視聴者が話を無理なく理解できるようにする。

お値段は…

という流れで進んでいきます。

このようにスカウトメールではありませんが、視聴者へ最後まで話を聞いてもらうために、
1.読み手の心理(特に共感を誘って、ガードを下げる)+不安要素の軽減
2.文章の展開に物語性を取り入れる

の2つのポイントを入れています。

実は超有名サービスの〇〇も2つを使っている!

また、テレビショッピング以外にも上記のポイントを利用して、読み手へ話を最後まで聞いてもらうことに成功させている事例があります。

それは多くの方が1度はご覧になられたことのある、有名企業が展開する減量・ダイエットプログラムの紹介です。
減量・ダイエットプログラム紹介の概要はこのようになっています。

①お腹に脂肪がつき体がたるんでいて、自信がない…という姿を見せる。
=体型に悩みがある人が、「私と同じだ!/私と似ている!」と直感的に感じさせ、同時に「私もこんなんだよな…」と共感を誘う。

②トレーニングや食事管理などプログラムを実践している映像を時系列で流し、徐々に体型が変化していることを見せ、最終的に以前とは全く異なる理想的な体型を見せる。
=トレーニング映像などを努力をしている姿を流し、プログラム前とは全く理想的な体に近づいていく、というストーリーを見せて相手を引き込む。

③プログラム中でも、こんな献立の食事を取れるので、無理な食事制限はなくここまでの体型になれました。
さあ、あなたの番です,,,。
=減量をすること→食事制限がきつくて、続くか不安…という気持ちを先回りして解決する。

このように、相手の興味を引いて最後までこちらの伝えたいことを聞いてもらうためには、
1.読み手の心理(特に共感を誘って、ガードを下げる)+不安要素の軽減
2.文章の展開に物語性を取り入れる

2つのポイントがとても有効です。

2つのポイントで返信率(応募率)はどう変わるのか?

実際に弊社が2つのポイントを入れたスカウトメールでは、
平均反応率(en転職の場合)が4%前後と言われていますが…

→既読の応募者:10.7%

反応率10.7%と平均数値を大幅に超えました!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

スカウトメールの返信率を高めるためには、《メールを読んでもらう》という壁を越えることが必要です。

メールの本文を《当社は創業〇〇年の…》と紹介をすること自体は問題ありませんが、
読み手がメールを読み進めることには繋がりづらいです。

読み手へメールをもう少し読んでみよう!と思わせるためには、
何年にも渡って《相手の興味を引きつけて、話を聞いてもらうこと》に成功させてきた、

1.読み手の心理(特に共感を誘って、ガードを下げる)+不安要素の軽減
2.文章の展開に物語性を取り入れる

2つのポイントが有効です。

ぜひお試しください!

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