面接代行”だけ”を依頼することは大間違いです!

面接代行を任せてはいけない企業の特徴とは?

前回アップした記事では、採用代行を依頼するときは…
・企業の採用基準を満たす人材から”選ばれる”募集を言語化すること
・その人材に対し、どう企業でコミュニケーションをとるべきか、を立案すること

の2つを大切にしている企業は代行先として信用がおけるとお伝えし、1つ目のポイントを解説しました。

今回は2つ目のポイントである、
『採用基準を満たす人材に対し、どう企業でコミュニケーションをとるべきか
を立案してくれる企業は信頼ができる】

について解説をしていきます。

採用代行業務の一部には「面接代行サービス」がありますが、
「面接代行」=「面接官の業務だけ」お願いすればいいと考えていませんか?

実は、面接代行で「面接官の業務だけ」を行う企業はあまり信用ができません。

なぜなら、採用基準を満たす応募者に対して、
「面接官」と「面接調整(面接案内〜内定連絡)などの連絡担当者」は
コミュニケーションのスタイルをに一貫性を持たせるべきだからです。

実際に弊社が支援をした採用事例では…
(
※募集ポジション、待遇、原稿内容は全て同じ条件です)


面接官と連絡担当者でコミュニケーションのスタイルに一貫性がなかった場合、
内定3名に対して承諾は0名。

それに対して、面接官と日程調整の連絡担当者で、
コミュニケーションのスタイルに一貫性を持たせた場合、
内定4名→承諾は2名と改善をしています。

こんな対応を面接前にしていませんか?

冒頭ですでにお伝えしましたが、面接代行を依頼するときは、
「面接官の代行業務のみ」だけ請け負う企業へ大きな信用はおけません。

なぜ、面接官の代行業務だけでは不十分なのか?

それは、面接官と連絡担当者で、
コミュニケーションのスタイルに一貫性がないことが、
人によっては企業に対する不信感・不安を与えることにつながるからです。

例えば、募集ポジションが「新卒」と「中途 管理職クラス」で、
それぞれに対するコミュニケーションのスタイルを比較すると…

募集ポジションが「新卒」の場合、どんなコミュニケーションスタイルが有効でしょうか?

最初に、社会人経験のない方、特に学生は、年の離れた初対面の人との会話
=緊張している可能性が高いが考えられます。

そこで、有効なコミュニケーションスタイルの1つが
「カジュアル、フランクさを出す」と考えることができます。

実際に新卒採用ではフランクさを取り入れてコミュニケーションをとる方も多いと思います。

では、募集ポジションが「中途 管理職クラス」では、どうでしょうか?

新卒採用と同じような「カジュアル、フランク」なコミュニケーションスタイルも
有効の場面があるかもしれません。

しかし、管理職クラスを希望される方は社会人経験もあり、
様々な背景、例えば家庭があり「会社の将来性はどうか」、「信頼の置ける職場であるか?」
など、社会人未経験の方とは異なった視点・特徴を持っていることも事実です。

仮に「面接前の日程調整」などで最初からカジュアルさを出し過ぎることで、
「この企業は社会人として常識的なマナーや言葉遣いを教育しないのかな?」
など、ネガティブな印象を与えしまいます。

この場合の管理職クラスの方に対する有効なコミュニケーションスタイルは、
「カジュアル・フランクさ」よりも、「社会人として常識的な面」を重視しつつ、
そのスタイルを一貫(面接調整〜内定まで)して対応をした方がいいと考えることができます。

あるルールを守だけで、面接参加数と内定承諾率は改善する!

実際に弊社で採用支援をした、営業経験者採用では、
《面接担当=企業役員、面接調整担当(調整〜内定通知)=企業の新卒社員》
の場合は、面接参加が12名、内定承諾は0名という結果でした。

 

待遇面などは一切変えずに前回と同じ求人原稿を掲載して…
《面接担当=企業役員、面接調整担当=弊社の社員(営業経験者)》
へ変更後は…

面接参加が23名と増え、内定承諾は2名と改善が見られました。

このように、「面接の代行業務だけ」では採用結果にマイナス影響を与えることがあります。

面接の代行を依頼するときには、面接も含めて、
『採用したい人材にとってどんな形のコミュニケーションが適しているか?』を検討すること。
そして、そのコミュニケーションを一貫させて採用に望むことが大切になってきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
『自社で面接が担当できる人材のリソースがない』、
などの理由で面接代行の依頼を検討されることも当然あると思います。

しかし、応募者によって適切なコミュニケーションスタイルも異なってきますので、
「面接の代行業務のみ」を委託することで、知らない間に応募者へ不信感を与えていた、
などの問題を作り出してしまうケースも発生してしまいます。

面接代行=「面接を代行だけする」という視点だけではなく、面接の代行を検討するときは、
「自社の採用はどんな人材に対して、どうコミュニケーションをとって採用を成功させるか?」
というポイントを参考にして、依頼先を決めることも1つの手です。

ぜひご活用ください。

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