私たちは中小企業の採用をお手伝いしています。企業のさらなる発展のために、求職者の人生の充実のために、双方が納得の上で結びつき「この人を採ってよかった!」「この会社でよかった!」となることが、一つの目標でもありゴールでもあります。
でも、これは理想論です。
中小企業の採用は、そう簡単ではありません。中小企業はコア業務(本業)に人が集中しているので採用業務に人を割けず、採用にあたって十分な費用も時間もかけられません。それらを理由に採用業務をおろそかにして「採用が思うようにできない」「人が定着しない」と嘆いている企業は多いのではないでしょうか。
しかし、私はあえて言いたい。
「採用がうまくいかない本当の理由を知っていますか?」と。
採用にかける費用、時間、労力…これらは確かに無関係ではありませんが、もっと根本的なところに理由はあります。それは企業が自社を正直にさらけ出していないということ。しかも企業が自社のありのままの姿を把握していないことです。
企業には強みもあるし弱みもある。醜い部分だってあるかもしれない。でも、それは企業が成長していくには不可欠な要素で、逆に言うとそこに成長のチャンスが潜んでいるものです。企業の強みと弱みは紙一重です。求職者にとって魅力的に映るのは、企業がまだまだ成長過程にあり自分が参加することで変わることができると感じられる部分なのではないでしょうか?
給与や待遇で企業を選ぶ時代ではなくなってきています。企業のオリジナリティ、ビジョン、社長や社員の個性などが求職者にとっては大事な情報で、それらにいかに共感できるかが応募をする際の決め手となるのです。
カッコつけなくていい。恥をかいたっていい。
自社のありのままの姿を知り、さらけ出して、本当に欲しい人材を本気で採用してみませんか。