自社の強みが実は”弱点”になる理由はコレだ!

「自社の強み」で採用結果にマイナス影響なる理由はコレだ!

求人広告を掲載してもこんな問題が発生して、採用に失敗した経験はありませんか?

・「応募が全然入らない」
・「応募者から連絡の返信がない」
・「面接の無断欠席ばかり」

その結果、そのような問題が発生してしまうのは…
・「他社と差別化できていないことが原因だ」
・「採用で自社の強みが伝わっていないことが失敗の原因だ!」

と考えて対策をされる企業様も多いかと思います。

しかし、ここで「うちの会社はこれがポイント!」と考え、
それそのまま「自社の強み」として原稿などで打ち出して、
募集を再スタートしても「採用に良い影響を与えないこと」をご存知でしょうか?

もちろん、「自社の強み」があることは採用にとってプラスの結果を与えます。
しかし、実は「ある工夫」を同時に対策したうえで「自社の強み」を打ち出すことで、
採用結果によりプラスの結果を与えることができます。

実際に弊社が求人広告で支援した採用では、
同時期に似た募集をしていた企業よりも応募数は「約4倍」も多く集めることができました。

「自社の強み」は”自社だけ”で考えてはいけない!


先述したとおり、「自社の強み」の見つけ方には”ある工夫”が必要です。
では、”ある工夫”と何か?

それは、自社目線で”これが当社の強みだ!”と決めないことです。
言い換えると「自社の強み」は「求職者が求めていることを軸にする」という視点が大切です。

どうして自社目線で会社の強みを決めていけないのか?
率直にお伝えをすると、求職者にとって「魅力を感じない強み」になってしまう可能性が高いからです。

実は効果は薄い?!よく見られる「自社の強み」はコレです….


例えば、よく大手媒体などでお見かけする、
◎年連続で「BEST▲▲▲100」に選ばれました、が1つの例です。

もちろん、アピールのポイントになることは間違いありません。
しかし、希望する年収や労働環境(休日休暇、オフィスの場所)などを差し置いて、

BEST▲▲▲100に選ばれた企業に入りたい!】と考える求職者が
転職市場にとてもたくさんいて、それが強い応募動機になると言い切ることができるでしょうか?

よって、「自社の強み」には「求職者が何を求めているか?」という視点も持つことが必要です。
実際に弊社が担当した過去の採用支援の中では、
「自社の強み」を「求職者目線」から作成→求人を掲載した結果、このようになりました。

【弊社が支援した採用効果データ↓】

【採用案件と同時期に掲載されていた求人のデータ↓】
※エントリー数=応募数です。

では、どうやって「求職者目線を軸」に「自社の強み」を見つければいいのか?
ここからは、上記で紹介した事例を参考にその簡単なステップをご紹介します。

“弱点”にならない「自社の強み」を作るためのステップ

ステップ①自社が採用したいターゲットを決める

→実際に募集を行う職種と求めるスキル等を決定します。
上記の例の場合、「デザイナー(経験者)」が募集を行う対象でした。
また、必要なスキルとしてIllustratorとPhotoshopが使えることが応募条件でした。

ステップ②設定したターゲットが転職希望している理由をリサーチする

=(主に転職することになった、不満、不安、怒り、願望)→ターゲットが何を望んでいるかを明確にする。

→①で決定した職種へ転職を希望する人材は何を望んでいるのか?を明確にしてきます。
「何を望んでいるのか?」をいきなり調べることは難しいです。

そこで、そのターゲットが抱えている「悩み」、「不満」、「不安」、
「怒り」、「願望」をリサーチ(職場の声やインターネットなどから)して、
それらに対して「どんな言葉や解決案を用意すれば相手が喜んでくれるか?」を
【何を望んでいるか】へ変換することが1つの方法です。

デザイナー(経験者)の募集の場合は、
会社代表へ「どんなことが原因で経験者の方たちは退職を考えるようになりますか?」という質問を行い、
「この業界は、残業が多いにもかかわらず、残業代に上限を設けてきちんと支給をしないことが1番多い」というお話がありました。

また、念のためインターネットのQ&Aサイトや企業の口コミサイトでの書き込みも確認した結果、「残業代未払い」について強い不満を持っている内容が多く見られました。

そのようなリサーチの結果をベースに、企業様へ「この悩みに対してどんな対策が会社ではできるか?」
を議論をした結果、「会社では(超過分に対して)残業代を全て払っていること」が求職者にとって魅力的に映り、
かつ他の企業も打ち出していないポイント=自社の強みとなりました。

短いですが、上記のようなステップを経て「求職者目線」が反映された「自社の強み」を作り出すことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
募集を開始しても「応募がこない」、「面接ができない」、「採用がうまくいかない」
という問題に対して、「自社の強み」を打ち出すことは有効な対策の1つです。

しかし、多くの会社が「自社目線」での強みを打ち出してしまい、
「求職者が何を求めているのか?」という点が忘れられがちです。

「自社の強み」は「求職者が何を求めているのか?」を軸に設定することで、
「この会社なら選考を受けてみたい!」と求職者から選ばれる企業として認識がされ、
結果的に採用成功率もグッとあげることが可能です。

ぜひお試しください!

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