採用活動で自社の強みを効果的に伝えるには?

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今年の就職戦線はオンラインが主流でした。企業選び、エントリーまでがオンラインというのはこれまでありましたが、その先の説明会や面接までもオンラインとなったことは大きな変化と言えるかもしれません。そうなると企業は限られたツールの中で自社をアピールする必要があるので、これまで以上に発信する内容を精査する必要が出てきますね。

そこで今回は、採用活動で企業が自社を効果的にアピールするための方法をお話したいと思います。知っているようで知らない“自社の強み”をきちんと知るきっかけにもなりますよ。

 

企業側から情報を発信することの重要性

「情報は、情報を発信している人のところに集まる」と、ある著名な編集者が言っていました。求職者を情報とは言いませんが、情報を発信する意味としては、それに対するリアクションを得られることに尽きると思います。企業が情報を発信する手段としては、求人媒体の募集要項に限った話ではありません。露出あるところにアピールのチャンスがあると考えると、自社のHP、SNS、テレビや雑誌などのメディア類、全てがその対象となってきます。そしてこれらを最大限に活用することが、企業のファンを増やすことに繋がるのです。

求人媒体では自社で働くということの具体的な情報を、HPでは熱い理念やビジョンを、SNSでは社長やスタッフの人間性を垣間見れるようなカジュアルな情報を…このように内容を使い分けて発信すると良いでしょう。しかしどこで何を発信するにしても、軸がぶれないようにやることは大事です。ふり幅は大きく、抑えるところは抑えてしっかりと企業の個性を打ち出してください。

 

就活生(転職活動者)が企業を選ぶ際のポイントは?

終身雇用は一昔前の時代の産物。入社して数年も経たないうちに離職・転職、あるいは起業してしまうというのは珍しい話ではありません。要するに求職者は長い目で企業との付き合いを考えていないのです。そうなると、企業を選ぶ際に重要になってくるのは理念やビジョンよりも「求職者にとって具体的かつ即効性のあるメリット」だと言えるでしょう。残念ながら、これが現実なのです。働くことは精神論ではなく、対価とセットになっている現実的な行為として理解しています。自分が差し出すスキルに対して、それに見合った対価が支払われるかどうか。ここが企業選びのポイントとなってくるのではないでしょうか。もちろんそれだけが決め手ではないですが、大前提として理解していただけたらと思います。

 

そもそも自社の強み、把握してますか?

率直に申し上げると、自社の強みを勘違いしている企業は意外と多いです。どのような勘違いかと言うと、その強みが企業目線、さらにいうと経営者目線になっているということ。例えば「弊社はベストベンチャー100に選ばれました」「年間売上3億を突破しました」などとアピールされても、求職者にはさっぱり響きません。求職者から見て魅力的な部分=強みとは、自分が参加することによって変わる/変えられる部分ではないでしょうか?それはつまり、会社としての柔軟性や可変性などのことです。

まず会社としての伸びしろ。今をときめくあのITベンチャーも、昔は数人の小さな会社だったというストーリーはよく聞きますよね。中小企業に就職することでこのようなストーリーの登場人物になることは可能なのです。その企業が「やりがい」と「日々の充実」を兼ね備えているというのは強みとなります。

次にお給料の話です。「お給料は高ければ高いほどいい」というわけではなく、厳密にいうと労働に見合った対価がきちんと支払われれば良いということです。しかし、この当たり前が実行されていない会社は多々あります。明らかに仕事のクオリティが上がっているのに、そして売り上げも伸びているのに一向にお給料が変わらないのでは、社員はやる気をなくしてしまいます。給料に直結した評価制度を用意するだけでも、他社と大きく差をつけられるのではないでしょうか。

どのように自社の強みを伝えるか?

自社の強みを効果的に伝えるためには、自社を語る文言を洗練させて下さい。

対面式の説明会や面接が難しいという状況はこの先もしばらく続くかと思います。採用活動のほとんどは今やオンラインでも可能なのですが、「強みを伝える」というように熱を帯びた部分に関しては、オンラインではどうしても伝わりにくいというのが正直なところです。説明会や面接で生身の採用担当者が熱弁をふるえないという状況では、言葉だけを抽出したときに強度をもっていなくてはなりません。そこで、自社を語る文言を今一度考えてみるのです。「やりがいを見つけることができます!」「自分を高めたい人は歓迎」などの漠然とした触れ込みや、「アットホームな雰囲気」「フレンドリーな上司」など一般的に出回っている言い回しなどはまったく心に響きません。自社の唯一無二の強みとは何かを考えてみる。時間のかかる作業かもしれませんが大事なところです。そこを求職者目線に立って言葉に表してみてください。

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自社の強みとは何か。長く企業の内側にいると意外とわからないものです。アピールする方法を探る前に、アピールする強みを見つける作業が必要ですよね。

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