「人を採りたい!」そう思った時、どんな方法を選びますか?王道では求人媒体に掲載する、あるいは自社のHPに採用情報を載せるなどがありますね。これらは実際に企業の採用担当者が書類選考や面接業務を行い、時間と労力を使って採用のプロセスを踏んでいきます。しかし「人を採りたい!でもそのための時間と労力を割けない!」という企業もあるでしょう。中小企業やスタートアップ企業は本業が忙しいので、なかなか採用業務まで手が回らないのが現実です。そこで今回は、そのような企業に向けて「採用代行」と「人材紹介」についてお話させていただきたいと思います!
採用代行と人材紹介の違いは?
採用代行とは採用媒体を使った一般的な採用手法を“代行”するもので、書類選考や面接などを企業の採用担当者に変わって(あるいは一緒に)行います。媒体に載せる文言、スカウトメールの作成や送信、応募者との電話やメールでのやりとり、そして書類選考や面接など代行できる部分はたくさんあります。これらのどこまでを採用代行会社に委ねるかは企業次第ですが、代行というからには企業の代弁者として業務を進めていくので、代行する企業のことを深く正確に知っておく必要があります。
一方、人材紹介とは人材紹介会社が保有している求職者の中から、企業が求めている人材を紹介するものです。人材紹介会社が大手であればあるほど保有している求職者の絶対数が多いので、紹介できる人数も比例して多くなります。この場合は、企業が求めている人材を見つけるだけの目利きとしての能力、そして求職者の条件と企業の条件を擦り合わせるだけの交渉能力などが必要になってきます。
採用代行と人材紹介は目的に応じて使い分けることで効果を発揮します。以下で様々な観点から両者の比較をしていきますので、是非参考にしてみて下さい。
それぞれの費用は?
採用代行はプランごとに一カ月〇〇円というように業務に対して費用が発生しているので、もしかしたら1人も採用に至らなくても費用だけはかかってしまうなんてことも起こり得ます。逆にいうと1人でも5人でも費用は変わらないので、思いがけず多くの採用が実現できた場合にはお得と言えるでしょう。一方、人材紹介は基本的に成功報酬です。1人の採用ごとに〇〇万円というように費用がかかるので、成果と報酬が完全に一致しています。
どちらを選ぶかは求めている人材のイメージにもよるので、それは次の項目でお話させていただきますね。
どちらを選ぶべき?企業の要望と相性
採用代行と人材紹介の違いはご理解いただけたと思います。その上でどちらを選ぶべきか。それは企業の求めているポジションや求めているスキルによって決まってきます。
求めているポジションやスキルに専門性がなく、未経験層も含めて広く募集したい場合には採用代行をおすすめします。採用代行では媒体に求人情報を掲載することがほとんどなので、情報を広範囲に届け多くの応募者の目に触れさせるという点で効果があるでしょう。
一方、求めているポジションが専門職で、求めるスキルが明確な場合は人材紹介をおすすめします。登録されている求職者の中から条件に合った人材をピンポイントで紹介してくれるので効率的です。このように両者を使い分ける柔軟さも採用シーンでは大切になってきます。
どんな採用代行会社に依頼するのがよいのか?
採用代行会社も実にたくさんあります。HPなどに書かれている謳い文句を読む限り、どこもそれなりに魅力的に思えてしまうので決め手に困りますよね。細かいことは抜きにして、私たちがいつも言うことは「安さを売りにしているところには頼むな」ということ。そんなこと断言していいの?と思うかもしれませんが、これまでの経験を踏まえて統計的な論拠から導き出した見解です。
採用業務に限らず企業努力によって価格を抑えることができることはあります。それが製造業や小売業であれば、安さを可能にする健全な理由があったりしますが、採用業務のようなサービス業で“安い”ということは、絶対的に必要なプロセスが省かれている場合があります。応募者とのやりとりの頻度、見極めに必要な情報取集、コミュニケーションの質など採用を左右する要素を疎かにして価格を抑えている場合が往々にしてあります。高ければ良いというものではありませんが、採用代行会社で安さを売りにしているところには気を付けた方が良さそうです。
そしてもうひとつ。採用代行会社を選ぶ際には、提案するプランの具体性をしっかりと見るべきです。期日、価格、そして目標とする採用者数を精査してください。採用は結果が大事なので「努力をしたけれど成功に至らなかった」ということでは意味がありません。採用会社選びではその会社の実績を見せてもらい「〇人採ります!そのためにはこのような方法で行きます!」という具体性のあるプランを提示してもらいましょう。
ヒトコンサルティングのサービス
ヒトコンサルティングの採用コンサルティングには“丁寧さ”と“やさしさ”があります。採用代行のプロセスでは、応募者とのやりとりにおいて企業側からもアクションを起こす場面が出てきますが、そのような時にどのように振舞えば良いのかということを細かく指導します。メールの文言、返信のタイミング、親近感の演出などで、応募者が「この会社、なんだか感じがいい!」と思えるようになれば理想ですね。
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