
スカウトメール 返信率アップのカギを握る3つ目の壁
以前更新をした記事にて、スカウトメールの返信率を上げるためには…
・メールを開封してもらう
・メールを読んでもらう
・メールを読んで行動してもらう
という3つの壁を超える必要がある!という解説を行いました。
今回は3つ目、最後の壁である《メールを読んで行動してもらう》について解説をしていきます。
スカウトメールを配信して、開封→メールが読んでもらえたにも関わらず、
なぜ応募まで至らないのでしょうか?
平均の返信率を超えるためのテクニック2つはこれだ!
たしかに「タイミングが悪かった」、「給与などの待遇が他社と比べて悪い…」
など様々な要因はあると思います。
タイミングについては、例えば「離職してが1ヶ月以内」という
求職者を狙うことで解消が見込めます。
しかし、「待遇面」については、
例えば自社が上場企業になるまで待つことはできるでしょうか?
当たり前ですが、そのような対策は非現実的です。
では、様々な問題がある中で相手に「応募をしてもらう」
という行動をとってもらうには、どうすればいいでしょうか?
「メールを読んだ相手に行動(応募)させる」ためには…
・行動が取れる期限の提示
・相手が断れないオファーを提示し、行動しない=損であると思わせる
の2つを本文中に入れることが有効です。
実際に2つのポイントを入れることで…
スカウトメールの応募率(返信率)が、平均の3.4%〜6%も高くなった事例があります。
なぜ2つのテクニックが有効であるのか?
メールを開封させる→読ませる、
そして最後に越えるべき壁は「相手に行動してもらう」であり、それを成功させるには…
・行動が取れる期限の提示
・相手が断れないオファーを提示し、行動しない=損であると思わせる
この2つのポイントが欠かせません。
本当に2つのポイントは有効であるのか?
と疑問を持たれるかもしれません。
しかし、2つのポイントはともに、言葉の力で相手を行動させる技術
=「コピーライティング」で頻繁に言及されています。
例えば、世界的に有名なマーケッター/コンサルタントである、ダン・ケネディは、
相手はたいてい忙しく、他のことで頭がいっぱいだ。
「とりあえず」保留しようと思い、「明日」返事しようと思って手紙をわきにおく。
セールスレターの役目は、読んだ人にいますぐ返事をしてもらうことである。出典:ダン・S・ケネディ(2007)『究極のセールスレター』東洋経済新報社
と、読み手へすぐ行動を促すことの重要性について言及しています。
そして…
期限設定はもっとも基本的で一般的な、緊急性を設定する方法。
単独でも、他のどの方法と組み合わせても使える。出典:ダン・S・ケネディ(2007)『究極のセールスレター』東洋経済新報社
と相手を行動させるために「期限を設ける」ことが有効であることを言及しています。
また、「相手が断れないオファー」についてですが、
実は「相手が断れないほど強いオファー」を作り、大成功をした企業があります。
それは、「ドミノピザ」のオファーです。
オファーの内容は、
「30分以内に熱々のピザをお届けします。もし時間を過ぎれば、代金は無料です」
簡単に時代背景をお伝えすると、オファー打ち出した当時の宅配ピザは、
いまとは違い注文〜配達までに何時間もかかっており、
ピザが冷めていることも珍しくはありませんでした。
だからこそ、紹介したオファーは相手にとってインパクトも大きく、
「断る理由が見当たらない」ほど素晴らしいものでした。
このように、相手を行動させるために、
・行動が取れる期限の提示
・相手が断れないオファーを提示し、行動しない=損であると思わせる
は効果を期待できるということができます。
では、2つのポイントを実際に利用することで、
スカウトメールの返信率(応募率)はどれくらい改善をするのか?
実際に弊社が2つのポイントを含んだスカウトメールをen転職で配信した結果、このようになりました。
en転職のスカウトメール 平均の応募率(返信率)は約4%と言われていますが…
→既読の応募率=10.7%
と平均の6%以上の高い応募率を獲得することできました。
また、もしも開封数が少ない場合でも、
「メールを読んだ相手に行動(応募)させる」ために2つのポイントを入れて配信を行った結果…
→既読者の応募率=7.4%
と平均よりも3.4%も高い応募率となりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スカウトメールを配信しても、返信(応募)がなければ全く意味がありません。
そこで、スカウトメールの原稿に、
・行動が取れる期限の提示
・相手が断れないオファーを提示して、行動しない=損である
の2点を入れることが有効な対策の1つです。
また、3記事にわたって、スカウトメールの返信率をあげるために…
・メールを開封してもらう
・メールを読んでもらう
・メールを読んで、行動してもらう
3つの壁を超えることが欠かせないとお伝えしてきました。
3つの中で1つでも欠けてしまうと、
せっかく苦労して作ったスカウトメールでも
「返信がない」、という残念な結果に終わること珍しくありません。
ぜひ、本記事だけなく、
・スカウトメールの返信率アップを邪魔する3つの壁
・スカウトメールの例文を参考にすると返信率が激減する理由は…
もご覧いただき、お試しください!
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