求人広告会社は、採用結果に興味なし?!

求人広告会社が知られたくない”2つのこと”

求人広告を使った採用をするときは、

「直販」と「代理店」のいずれかを経由しての掲載が一般的です。

しかし、どんな企業へ掲載を依頼すべきか、正しい判断基準はご存知でしょうか?
もし知らない場合、会社のお金を無駄するなど、最悪の結果にもつながってしまいます。

なぜそう言えるのか?

それは当社も求人広告の代理店ではありますが、
「直販」、「他社の代理店」が”採用に失敗した採用案件”を引き継ぐことがよくあるからです。

そして、様々な会社が、《ある2つのこと》を特に行っており、
結果的に掲載企業がお金と時間だけを消費して、
採用に失敗した案件を何件も見てきました。

この記事では、《その2つ》についての紹介します。
そして、会社の大切な時間とお金を守るために、どんな視点をもって求人会社を選ぶことが有効か?を解説していきます。

まず最初に、求人広告を販売している企業は以下の媒体を取り扱っているケースが多いです。

大手求人媒体の紹介

《マイナビ転職》
◆掲載企画(4週間掲載)と料金

MT-S 120万円
MT-A 75万円
MT-B 50万円
MT-C 35万円
MT-D 20万円

※サイト内で上位表示される企画順になっております。

◆サイトの特徴
「20〜30代」若手の人材が多く、接客・サービス、現場系のお仕事経験者の割合が多いことが1つの特徴です。

《リクナビネクスト》
◆掲載企画(4週間掲載)と料金

N5=144万円
N4=80万円
N3=44万円
N2=28万円
N1=18万円

※サイト内で上位表示される企画順になっております。

◆サイトの特徴
求人広告の中で老舗のサイトですので、知名度が特に高い媒体です。
若手〜経験者まで幅広い層からの応募が期待できます。

《エン転職》
◆掲載企画と料金

SS 120万円
S   80万円
A   50万円
B   38万円
C   28万円

※サイト内で上位表示される企画順になっております。

◆サイトの特徴
20代の若手の人材の利用率が高い媒体です。
また、サービス新規登録者数の伸び率もトップレベルであることも大きな特徴です。

《doda》
◆掲載企画と料金

Eタイプ 150万円
Dタイプ 100万円
Cタイプ 60万円
Bタイプ 40万円
Aタイプ 25万円

※サイト内で上位表示される企画順になっております。

◆サイトの特徴
20〜30代の若手人材が多く、人材紹介事業を行っている会社ですので、
経験者の方の利用者もたくさんしている媒体です。

求人広告会社へ「これはよくない!」と内部告発したいこと

上記の媒体を「直販」または「代理店」のどちらかを経由して掲載することが一般的です。
しかし、掲載する媒体は同じでも依頼する会社が違うだけで、採用の結果は大きく異なってきます。

どうしてそこまでいうことができるのか?

それはお伝えしたように、当社が「直販」、「代理店(他社)」を経由して掲載スタートした採用案件を引き継ぐことが多く、実際にどんな対応がされていたかがわかるからです。

どのような対応か?

それは、「直販」、「代理店」で多くの会社が共通して、
・「求人売り切り型の提案」
・「掲載後のサポートが手厚く行わない」

この2つを行っています。

ここからは「直販」、「代理店」に分けて2つの特徴について事例を交えて解説をしていきます。

最初に「直販」がなぜ
・「求人売り切り型の提案」
・「掲載後のサポートが手厚く行わない」

ということができるのか、その事例をご紹介します。

「直販さんからの引継ぎ案件でよくあることは…」

「求人売り切り型の提案」について

まず、意図的に「求人売り切り型の提案」は行っていません。
実は、結果的にそうなっていることが現実です。

原因はいくつかありますが、多くの会社が…
営業担当=申し込み書をもらい、掲載確定=納品がゴール
取材担当=取材をして、原稿を完成〜掲載確定をさせることがゴール
原稿作成担当=取材で得た情報をベースに原稿を作成して、完成させることがゴール
と、きっちり担当が分かれています。

言い換えると、掲載後にサポート/コンサルをする担当者は決まっておらず、
「販売をして終了…=売切り」という結果になっています。

「直販からの引き継ぎ案件でよくあることは…②」

「掲載後のサポートが手厚く行わない」について

次に掲載後のサポートが手厚くない…について
『そんなことはない!』と思われるかもしれません。たしかに、サポートはしてくれます。

実際に直販から媒体を購入した企業の支援をしたとき、
掲載後の採用進捗が思わしくないことを企業の採用担当者が直販の営業担当者へ相談しました。

その結果、オプションを無料で補填すると申し出があり、
このように掲載期間が合計で12週間(3ヶ月)まで延長されました。

 

実はその媒体は代理店へ「8週間までしかシステムで掲載できないようになっている」と伝えおり、代理店は提案自体が不可能な補填内容です。

その点では、直販のサポートは悪くない、と言えるかもしれません。

しかし、「応募が集まらない」、「面接参加率が悪い」、などが原因となって採用進捗が思わしくない、という結果が発生しているので、有効な対処方法と言えないサポートである、と言うこともできます。

また、上記のような問題を解決するために「原稿の修正」を行ってくれるケースはあります。
だだし、効果を期待することはできません。

なぜなら、冒頭でお伝えしたように「掲載後」を把握している担当者はいないため、
「いかに採用成功するためのアクションをとるか」などノウハウの蓄積もなく、
「応募数の改善」などが期待できる原稿修正を作ることが難しいからです。

このようなことから、「直販」は「求人売り切り型の提案」と「掲載後のサポートが手厚く行わない」と言うことができます。

求人広告の代理店は「お金が第一」で、採用なんて…

なぜ「代理店」が…
・「求人売り切り型の提案」
・「掲載後のサポートが手厚く行わない」ということができるのか?

次に、なぜ「代理店」も同じように2つの特徴を持つということができるのか?についてお伝えしていきます。

最初に「求人売り切り型の提案」については意図的なものでなく、「直販」と同じく役割分担がされている、
という傾向が見られます。

さらに、小規模の求人広告の代理店の場合は、別記事で既にご紹介した内容と重複しますが、「競合(求人広告代理店)が多く、利益を出すために営業へ集中→掲載後のサポートにあてる人材が不足している」
という原因もあります。

実際に代理店から「求人売り切り型の提案」をされて、掲載後にも満足なサポートがなかった案件はこのような結果で掲載が終了しました。

次にサポートについてですが、直販と同様に掲載後のサポートはしてくれます。
例えば、ご紹介した採用事例では、あまりに応募がないことを採用担当者が代理店の営業担当に相談したところ、「スカウトメールの補填と配信代行をします」と申し出てきてくれました。

しかし、ご説明をしたとおり「掲載後にサポートを行えるリソースが不足している」ため、
・「担当者は採用業務の経験が浅いこと」
・普段から「応募獲得」、「母集団形成」をどう行うか知識がない

という状態でした。

結局は、よく求職者が受け取る…

このようなありがちなテンプレートを配信して、スカウト応募は0名で掲載が終了しました。

このように、「代理店」も
・「求人売り切り型の提案」
・「掲載後のサポートが手厚く行わない」

という傾向が同じく見られます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

求人広告を掲載するにあたり、「直販」と「代理店」のどちらを経由しても掲載は可能です。

しかし、販売を行っている同業者側からの視点から見ると、「売切り型の提案」をしており、「掲載後のサポートは手厚く行わない」という企業は少なくありません。

求人広告の目的は「採用を成功させること」です。
その点に対して、広告を販売する企業はどれくらい向き合ってくれるのか?という視点を持つことで、「応募が全然来ない…」、「面接すらできなかった」などの結果を防ぐことができ、同時に会社の大切なお金や時間も守ることができます。

求人広告の掲載をされる場合は、ぜひ参考にしてください!

 

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