採用ブランディングのススメ:第五章:人が辞めない仕組みをつくろう、それから人を採ろう③

第五章:③ 自社が最大化されたところで、あらためて採用活動

「新しく人を採る前に既存の社員に目を向けよう!」という話を前回はしました。しかし、そこで終わってしまっては、何のために今まで採用ブランディングを考えてきたのかわかりません。私たちは「それでもやはり人を採ろう!」と言いたいのです。新卒にしても中途にしても、新しい要素が会社に加わることによってもたらされる恩恵は計り知れません。自社と整えることはそもそもの目的ではなく、初期設定に過ぎないのです。 

今いる社員が十分に実力を発揮したところで、追い風としての新規採用

 今さらあらためて言うのも何ですが、人を採るのはいいものです。既存の社員が十分に能力を発揮していて社内の人間関係も良好だったとしたら、追い風として新しい人を入れる意味はある、ということです。十分に服を持っていたとしても、季節ごとに新しい服が欲しくなりますよね?新しい服を着ると気持ちも上がり、自信がみなぎり、そこから世界が広がるものです。新しく人が入るとはそういうことです。追い風として、そして自社の魅力を違った角度から引き出してくれる貴重な存在として、新しく人を採るということに積極的になってください。

新しい刺激が社内をさらに活性化

会社として受け入れ体制が十分に整っていたら、是非新しい人を採ってみましょう。新しい刺激が加わることによって、さらに社内は活性化され、生産性も上がるかもしれません。今までベストだと思っていたやり方/考え方が更新され、選択の自由が広がります。そして、新しい人が入るということは、厳しい評価の目が新たに加わるということでもあります。自分たちが新しく入った人にとって魅力的に映っているか。憧れの存在であり続けられるか。常に見られているということを意識し、会社と自らをアップデートさせ続けなければなりません。新しく手に入れた視点は自分たちにも向けられます。この緊張感がさらに会社を成長させるのです。

足元を固めてからの採用着手

 何はともあれ「足元を固めてからの採用」という順序だけは守っていただきたいところです。それが人を迎え入れる側としての礼儀であり、また相手に対する思いやりでもあります。今のままではいろいろとヤバいから、新しい人に期待して何とかしてもらおうなんてもっての外です。人を採るには準備も覚悟も必要です。まずは自社が人を受け入れる体制かどうかを今一度考えてみて下さい。採用ブランディングは、そこから始まるのですから。

採用ブランディングのススメ

プロローグ:”人が採れない”悩みを抱えるすべての採用担当者様へ

第一章:自社のことをトコトン知ろう!

採用できないのは自社の中に原因があった!

ここからからすべてが始まる!自社のステータスを徹底的に洗い出す具体的な方法。

自社の断捨離!魅力のない項目は捨ててしまおう。捨てる基準を作ってみよう。

第二章:自社の魅力を言語化してみよう!

魅力を言語化するための場をデザインする

話し合いの場で注意したいこと、心がけたいこと

「想い」を文章にする。本当に“刺さる”言葉とは?

第三章:自社の強みとは?弱みとは?求職者目線で考えてみよう

欲しい人材像を明確にしよう

採用で競合する他社はどこなのか?

求職者目線で魅力的な部分とは?

第四章:いざ、行動に移そう!本気の採用をかけてみよう

中途?新卒?それとも両方?

ところでリファラル採用も考えてみませんか?

媒体は運用しないと意味がない!媒体選びより大切なこと

第五章:人が辞めない仕組みを考えよう、それから人を採ろう

① 採用の成功はゴールではない。定着までの険しい道のり  

② 既存の社員を最大限に生かす。チームビルディングで組織力を強化!

③ 自社が最大化されたところで、あらためて採用活動

エピローグ:結局、採用ブランディングとは?

 

 

 

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