採用ブランディングのススメ:第四章:いざ、行動に移そう!本気の採用をかけてみよう③

第四章:③:媒体は運用しないと意味がない!媒体選びより大切なこと

募集要項の大枠が決まったら求人媒体選びへと進みます。マイナビやリクナビのような直球から、Wantedly(ウォンテッドリー)のような変化球まで、実にたくさんの求人媒体があり、どこに掲載をしようか迷ってしまうと思います。そこで今回は、採用における「媒体」に関して、その効力を最大化するためのヒントをいくつかお話ししようと思います。

注力すべきは媒体選びではない!

マイナビ、リクナビ、エン転職、doda(デューダ)、indeed(インディード)などの大手をはじめ、今世の中にはおそらく何百という種類の求人媒体があるかと思います。プランや金額も豊富に選べ、企業はまず「どこの媒体に、どんなプランで掲載しようか」と計画を練ることになるでしょう。しかし、私たちはあえて言いたい!媒体選びよりも大切なことがあるのだ!と。確かに予算との兼ね合いで、どこにどんな風に載せるかという問題は大事です。しかし、載せること自体は目的ではありません。そこから何人の応募者を集められるかということに忠実になると、載せてからの行動、つまり、いかに運用するかが大事になってくるのではないでしょうか。

 

掲載後の運用、一体誰が?

掲載先はどこでもいいとは言いません。しかし、一定の条件を満たしていればどこを選んでも大差ないのは事実です。その条件とは「運用部分の使い勝手のよさ」です。ほとんどの求人プランにはスカウトメール機能がついています。1日何通まで、あるいは1ヶ月で何通までなど媒体やプランによって制約があるかと思いますが、意外とこのスカウトメール機能をおろそかにしてしまっている企業が多いように思えます。載せたら自動的に応募が集まると思っているとしたら大間違いです。どんなの魅力的な文言で、どんなに良い条件で求人を出していたとしても、掲載されている企業の総数が圧倒的に多いのでよほどお金をかけて大きく扱ってもらわない限りは埋もれてしまいます。そのことを考えると、採用活動は企業側から手を伸ばさなくてはいけないのです。

そしてスカウトメール機能に代表されるような運用部分をきちんと面倒見るには、社内の人間に(人事担当者に)しっかりとその役割を担ってもらう必要があります。まめにスカウトメールを送り、適宜求人サイトに掲載されている情報をアップデートさせ、運用部分を最大限に活用してこそ、採用の成功に一歩近づけるのではないでしょうか。

 

スカウトメールを使いこなそう

スカウトメールのイメージとしては、いかにも宛名だけを変えて出しましたと言わんばかりの決まりきった文言による形式的なメールでしょうか。受け取る側としても本気度が感じられずにそのままスルーしてしまうことも多いのが事実です。だからこそ、ここで差別化を図ります。

スカウトメールではペルソナを考えて文章をカスタマイズします。理想は完全オーダー制。一人一人の文言にどこか少しでも変化をつけて「あなたに向けて書いていますよ」という空気感が相手に伝われば良いのです。良い人材であれば複数の企業からスカウトメールをもらっているかもしれません。その中から頭一つ抜けるには、文章で心を掴むしかないということですね。

 

手をかけた分だけリターンがある

 採用はお金をかけたからといって成功するとは限りません。むしろ、お金はそこそこでも運用に関してたくさん“手をかけた”企業ほど採用を成功に導いています。採用媒体でできることはたくさんあるのでそれを最大限に活用して欲しいのです。

楽をして、ほったらかしにしていて良い人材が向こうから歩いてくると思っていたら大間違いです。本当に欲しい人材を見つけたら過剰なくらいにこちらからアプローチし、「会ってみたい!」という企業側の気持ちを率直に伝えてみてはいかがでしょうか。

採用ブランディングのススメ

プロローグ:”人が採れない”悩みを抱えるすべての採用担当者様へ

第一章:自社のことをトコトン知ろう!

採用できないのは自社の中に原因があった!

ここからからすべてが始まる!自社のステータスを徹底的に洗い出す具体的な方法。

自社の断捨離!魅力のない項目は捨ててしまおう。捨てる基準を作ってみよう。

第二章:自社の魅力を言語化してみよう!

魅力を言語化するための場をデザインする

話し合いの場で注意したいこと、心がけたいこと

「想い」を文章にする。本当に“刺さる”言葉とは?

第三章:自社の強みとは?弱みとは?求職者目線で考えてみよう

欲しい人材像を明確にしよう

採用で競合する他社はどこなのか?

求職者目線で魅力的な部分とは?

第四章:いざ、行動に移そう!本気の採用をかけてみよう

中途?新卒?それとも両方?

ところでリファラル採用も考えてみませんか?

媒体は運用しないと意味がない!媒体選びより大切なこと

第五章:人が辞めない仕組みを考えよう、それから人を採ろう

① 採用の成功はゴールではない。定着までの険しい道のり  

② 既存の社員を最大限に生かす。チームビルディングで組織力を強化!

③ 自社が最大化されたところで、あらためて採用活動

エピローグ:結局、採用ブランディングとは?

 

 

 

 

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