求人広告に伴って原稿を書くときに…
・《採用に合ったターゲットの設定》
・《設定したターゲットに合わせた原稿を書く》
という2つのポイントを参考にすれば、応募が集まると信じていませんか?
実は自社の採用ターゲットに合わせた原稿を書けば応募が集まる、ということはありません。
実際に”採用ターゲットのためだけに作成した原稿”と、”ある工夫をした原稿”で、PV数と応募数で約2倍の差が出た事例があります。
ユーザーが応募を見送る求人原稿とは?
冒頭でお伝えした通り、『自社が設定した採用ターゲット向けに求人原稿を作成する』という”コツ”さえ守れば、応募は集まると言い切れません。
なぜ設定したターゲットに合わせた求人原稿に問題があるのか?
それは求人原稿の読み手(=求人広告サービスのユーザー)が持つある特徴を考慮していない場合、
”魅力に欠ける募集”と認識されるからです。
では、どんな特徴を求人広告の読み手は持っているのか?
特徴については以前アップした記事でデータを使って詳しくお伝えした通り…
・募集企業が提示する給与が業界の平均未満である
・休日は完全週休2日制ではない/未満である
・勤務時間は9:00〜20:00の間を超える
という待遇の求人へ応募を見送る、というものです。
言い換えれば、
・募集企業が提示する給与が業界の平均以上
・休日は完全週休2日制であること
・勤務時間は9:00〜20:00以内であること
の条件を満たせば、応募を検討してくれるユーザーがグッと増えていきます。
(参照ページ:求人で応募が来ない、は99%掲載前から決まってます)
ユーザーが応募したくなる求人キャッチコピーとは?
また、実際の掲載効果事例として、ユーザーが望んでいる待遇をキャッチコピー内で提示している場合と、いない場合でもこのようなPV数と応募数の結果も出ています。
ユーザーが望んでいる待遇をキャッチコピーに入れている場合
事例①
キャッチコピー(職種名):【不動産営業】月給25万円~+高インセン/土日祝休/未経験歓迎★
PV数=1750 応募数=55
事例②
キャッチコピー(職種名):【完全反響営業】★未経験入社でも初月から月給40万円!
PV数=3122 応募数=55
事例③
キャッチコピー(職種名):【不動産コンサルティング営業】★完全週休2日制/月給35万以上!
PV数=1582 応募数=52
※すべて5週間掲載をした場合の事例です。
ユーザーが応募を見送る求人のキャッチコピーとは?
ユーザーが望んでいる待遇をキャッチコピーに入れていない場合
事例④
キャッチコピー(職種名):★前年比150%売上増!新店舗出店決定!【提案営業】★店長候補
PV数=678 応募数=4
事例⑤
キャッチコピー(職種名):お客様といっしょに家づくりに向き合える《注文住宅の営業》
PV数=627 応募数=1
事例⑥
キャッチコピー(職種名):【不動産営業】未経験者も大歓迎!営業未経験者も多数活躍中!
PV数=1030 応募数=5
※すべて5週間掲載をした場合の事例です。
このようにキャッチコピー内にユーザーが望んでいる待遇面を入れた原稿では、PV数にバラつきはありますが応募数が50名を超えています。
しかし、待遇面を入れない場合は応募数は1桁で、PVもほぼ半減という結果になりました。
求人原稿のコツとして《採用ターゲットを決めて》、《ターゲットに合わせた原稿を書く》ことだけでは不十分です。
求人原稿作成のコツは、読み手が魅力を感じる特徴を入れた原稿も合わせて書くことです。
まとめ
いかがでしたか?
求人原稿を作成する上で、
・《自社の採用にあったターゲットを設定すること》
・《設定したターゲットに合わせた原稿を書くこと》
の2つがコツ、と信じて実行するだけでは応募数が上がると言い切れません。
求人広告を利用している、原稿の読み手側は、
・募集企業が提示する給与が業界の平均未満である
・休日は完全週休2日制ではない/未満である
・勤務時間は9:00〜20:00の間を超える
という特徴を持つ求人には応募を見送る傾向があるので、上記2つのコツと合わせて《読み手が魅力を感じて、応募をしたい!と思ってくれる特徴》も合わせて原稿作成することが重要です。
ぜひお試しください。
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